2000年 4月24日 |
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自分更新日記 |
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テキスト庵 | ||||
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読みました、ということが私に伝わります(?)
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猫の具合が悪そうだった。 二匹いるうちの大きい方が、なんだかちょっと元気が無い。 好きな缶詰のエサを開けてゴキゲンを取っても、ニオイを嗅ぐと「う〜ん」という顔をこちらにして、背を向けてしまう。 め・・・めずらしい・・・。 食い意地だけは異常に発達してる猫なのに。←誰に似た? 「これって、マジ、なんか変ってこと?」 と考えてみても、思い当たるフシが無い。 しばらく静かに様子を見てみる・・・。 30分ぐらい「あーでもない」「こーでもない」と寝相を変えた後。 スクッ! と起き上がり、とつぜんに「ゲロ」を吐いた。 おまえ・・・、おまえってやつあぁ・・・。 (ご丁寧に、トイレマットの上まで移動して吐いた。 なんで!どーしてフローリングの上でしてくれないのぉ〜、マット洗わなきゃじゃないぃ〜) 毛玉が詰まってたのね、ハイハイ。 (ご存知無い方の為に、猫は、しょっちゅう吐きます。 毛玉だったり、食べ過ぎだったり。 ときには飼い主の注意を引くために「カラゲロ」まで吐いて見せて、ニンマリ・・・)
ゲーした直後に。 にゃぁ〜ん・・・とエサをご要求。 あんたってひとは・・・。 出したり入れたり・・・それで良いのか?? 良いご様子なので、加減してエサを与えてみた。 死ぬほどの勢いでガツガツお食べになりました。 食い意地復活。 「それでいいの?それで?!」と憎まれ口を叩きながら、ちょっとホッとしている自分がいたりする。 わはは。
この猫達とは、ずいぶん長い付き合いだ。 生後2ヶ月でもらってきたので(それもNY州で)、かれこれ・・・6年以上一緒にいる。 その間、何度も一緒に引越しを繰り返し、あいつらの存在にずいぶんと慰められたりしてきた。
実質猫は、なーんにも役にたたないけれど。 そこに「いる」だけで和ませられる何かがある、私にとっては。
1度だけ、当時の彼氏と大喧嘩をして、さっきまで「2人で食べよう」と炒めていたマーボーナスをゴミ箱にフライパンごと投げ入れて、部屋に閉じこもった事がある。 もっちろん、部屋の中で大泣きだ(←はっずかしー!!!!)。 カーペットに突っ伏して泣きをかまして、フッと見上げると、一緒に閉じ込められた大きい方の猫が(どうやら私のベッドの上で寝ていて巻きこまれたらしい)私の目の前にチョコっと「猫の正座」をしていた。 大きい目でジッとこちらを見ている。
泣いているときに、それが猫であっても、だれかと目が合ってしまうというのは恥かしい。 照れ隠しに、「うー」と唸ってみた。 猫はますます不思議そうに私の顔を覗きこむ。 小首までかしげてやがる。 そのまま見詰め合ってしばらくたつと、スッと猫がたちあがって私の顔の目の前まで来た。 そして、正座しなおすと・・・前足で私の額をペタペタッと・・・2回叩いたのだ。 額のど真ん中を。
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!猫がなぐさめてルーーーーーーーーーーーー!! なんだかおかしくて、笑った。
ドアの外で私が落ちつくのを待っていた彼は、私の気が狂ったと思ったらしい。 突然大笑いするから(笑)。
あの時、笑ってしまったけど。 笑えたお陰で、すんなり仲直りができた。 未だに、額の真中で受けた、あのちょっとシットリとして、固そうななのにやわらかで、ひやっとする肉球の感触が忘れられない。
猫の機嫌が良いときに、一緒に遊んでいるついでに、ムリヤリ手をとって自分の額に当ててみるけど、あのときの「感じ」とは違う。 自分が泣いてないからなのか?
ま、とにかく。 私は、こいつらに借りがある。 マットの洗濯ぐらい・・・朝飯前ですがな・・・でも、マット白いんですよね・・・シミに残らなければいいんだけど・・・トホホ。
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