2000年 5月06日

       

 

 

自分更新日記

   

日記のIndexへ

    テキスト庵 
       




日記猿人に登録しています。 あ、いや・・・だから何って事では無いんだけど・・・できたら押してくれたらうれしーなー・・・なーんて思ったり思わなかったり(実は、すごく強烈に渇望!・・・あはは) 

 

 

 

なんでカメラ目線?

 

 

 「あんたって、ラブホ好きだよねぇー」
今日、女友達に言われた。
 そうなんです、そーだよそーだよ、あーーーーそーだよ、悪いか!
(買い物疲れたからちょっとお茶しない? という女友達に
ラブホ入って休憩しても楽しいよ? と誘ったために言われた・・・。だってーーーー、カラオケとかもあるしーーーー!)

 白状すると、私はラブホが大好きである。 愛していると言っても過言では無いと思う(いや、それは過言だろう・・・)、とんでもなくラブなのである。

 どれぐらいか? というと、人と道路の話をしているときに、目印として思い出すのがすべて「ラブホの名前だったり」(例:「京都インターっていえばさ、もしもしピエロとか、英国館とかだよね?」「吉祥寺にあるパルコってなんで自由の女神が・・・」「日立あたりだとエルシドってもう老舗だよね、スイスって潰れた?」「ウチの実家に行くには、サド侯爵の館を目印に次の信号を・・・」)するわけだ。 

 

 ついでに言うと、高校時代には真面目に「将来はラブホをどうにかして経営するんだ」と思っていた。 両親に言ったら、なん
だかぶっ飛ばされそうだったので言わなかったけど(実は、その夢、未だに健在っす・・・トホホ・・・)。 
 バリバリOL時代には「実家はラブホを経営している」という同僚から根ほり葉ほり「裏話」を聞き出してみて、ウザったがられたり。
(奥さん! 覗き部屋って本当にあるらしーですよ! なんでも鏡、マジックミラーらしーですよ! ご注意ご注意!! カメラあるってよ!)まさに「熱愛」(偏愛?)。

 どーしてこんなにご執心なのか? どーしてこんなにラヴなのか? 

 それは多分、幼児体験のせいだと思われます。
 私の「初ラブホ体験」は異常に早い。 なんと弱冠5歳にして「ラブホで一晩過ごす」という快挙をやってのけた・・・。 と偉そうに書いているけど、何も一人でとまった訳ではない。 両親と一緒だったんだけどね(5歳を一人で泊めるラブホは無いわな・・・)。

 家族で日帰りドライブに出かけたのは良いけれど。 帰り道まんまと「大雪」そのための「事故渋滞」に巻き込まれた両親は「疲れたし」という単純な理由でラブホにイン!

 初めてのラブホはとってもエキサイチングでした。
「うっわーーーーこのホテル
ちっさい!」(←子供は怖いことを平気で大声で言います)。
「うっわーーーこのホテル、廊下に川が流れてるよ!」
「おとーさんおしゃかな!!」
「うっわーーーー橋があるーー」

と橋に向かってダッシュを決めようとした時に、両親に取り押さえられました。橋の向こうから「怪しげな二人(用事済み、これからチェックアウト)」が歩いて来たからです。 私と目があった二人はギョッ!とした顔をして足早に居なくなりました。
(そりゃそーだよ、まさか、子供が騒いでるなんて想像しないよなー、せっかく「事後」のウットリもパーさ、パァー)

 そのまま取り押さえられたまま(というか抱っこの状態で)部屋に連れていかれました・・・部屋の中は・・・
「うわぁーーーーー
遊園地みたいだぁーーーー!!(鼻血ブー)」
本当に、私は興奮しすぎて鼻血吹いちゃったのでした。 粘膜の弱い子供です。
とほほ。

 とにかく「ベッドが丸い」「でかいし、フワフワ、トランポリンしても怒られない」「お風呂が大きい」「ガラス張り」「湯船が透明」「天井がお星様でイッパイ(照明です)」

 ・・・興奮! これで興奮するなってほうが無理です。もう、東京ディズニーランド真っ青です!(まだ無かったよ・・・)

 だめ押しを、ダメ父がいたしました。
彼は得意そうに「ほぉーーーーら見て見ろぉ!」と言いつつ・・・回転ベッドのスイッチをオンにしたんです。
 ウィーン・・・
と鈍い機械音と共に、丸いベッドが回転しだしました。

「うっわぁーーーーーーーー
コーヒーカップと同じだぁ!!!」(ダメな発想をする子供・・・)

 鼻にティッシュ詰めたまま、グルグルと回りに回るワタクシです。天井を見つめグルグル。テレビを見つめグルグル・・・。
その時期から「凝り性」という性格は確定されていたらしく。 夜中の3時過ぎまでグルグルと回転していたそうです、ワタクシ。
(両親はソファーで脱力していたらしい・・・)

 その後は「お風呂タイム!」でした。 泡の出る風呂=温泉=ラドン温泉(近所のしけた健康センター)という図式がしっかり染みわたった5歳児の脳味噌です。
「ラドンが・・・ある・・・ちっさいホテルだのに・・・」
とまたまた感動!
鼻血ブーアゲイン・・・です。(当たり前だっつの、体暖まったらまた出るっつの・・・)

 興奮の一夜は息苦しく過ぎていきました(両方の鼻にティッシュ詰めて寝たもので・・・)。

 翌朝の事は全く覚えていません。
覚えているのは、両親が何度も何度も何度も「おじいちゃんとおばあちゃんには言っちゃダメだからね! 親戚のおじちゃんおばちゃんにも内緒よ!」と繰り返していたこと・・・。 そりゃそーだろな。
 でも・・・どこに泊まった・・・って嘘ついたんだろう? 両親よ・・・。
(実は、うっかり、帰ってからおばあちゃんに「昨日は楽しかったのぉ?」って聞かれて「うん!
ベッドが回ったんだよ!」と言ってました・・・そりゃ言うさ、子供だもん←言訳)。

 と、そのような幼児体験のせいで「小さいホテル プラス ネオンサインイコール 楽しい所」というすり込みが脳味噌になされたワケです。 絶対にそのせいだと思うんです。 未だに・・・ラブホのマークを見ると、心の中が小躍りするのって・・・。(新しいラブホを見ると「駐車場だけで良いから入って見てみない?」とか言って、嫌がられたりする・・・。 それも女友達だったりして・・・。)

 後日談なのですが。 5歳の時に行ったホテルの名前を両親はいつ聞いてもぜーーーーーーーーったいに教えてくれませんでした。 でも、私は、「雰囲気」と「あまぎ」というネオンサインを覚えていたワケです。 子供は結構、覚えてるもんっすよ(今だって、はっきり覚えてるもん・・・、あなどってはイケナイ、子供の記憶力)。

 そして、19歳の時に、とうとう探し当て(結構近所にありました、実家から車で約1時間ぐらい?)当時の彼氏に無理を言ってレッツラゴー、再会です。(彼氏は「えー、あんな汚いホテル行くのー、えーーーーーー」とブイブイ文句言っておりました。 確かに古いはず・・・だって15年間は最低そこにあったって事だし・・・。 でも、その近所をドライブする度に「行きたい」「お願い」「行くと良いよ」「とにかく行け」と懇願、彼氏根負け・・・。)

 やっぱり、小汚い、ちいさい、古いホテルでした(笑)。 その上、高かった!
 でも、やっぱり回転ベッドは健在で(もう回らなくなっていたけど)
めずらしく風呂場に「マット」まで完備してあって(使い方を知ったのは、実は結構最近です・・・)キチンと営業していてくれたのが嬉しかったなぁ。

 がんばれ、あまぎ! もう無いと思うけど・・・。

 自転車の二人乗りでラブホに入ったり。 ラブホの休憩を3軒ハシゴしたり、サービスタイム終わったのに、延長して、そのまま宿泊して「なんだよ、普通の高いホテル泊まった方が安かったジャン!」という金額を払ってみたり。 女5人で入ってカラオケやりまくったり・・・色々な使い方をしてきました、ラブホ。
 それでも、やっぱり、「ラブホ処女」を捧げた、小汚い「あまぎ」が私のラブホ体験の大元なんだと思う。 なんだかなつかしーなー。 あーラブホ行きたいーぃー、マットとかある所(最近って少ないよね?)
というかむしろ、一軒丸ごと欲しいよぉおおおお・・・(心の叫び)。


 

 

 

←Back

感想フォームへ

Next→

 

HOME