2000年 3月14日

自分更新日記  

 

 

S M T W Th F Sa

 

  ジムに行った。 定期的に体を鍛える・・・ということが、ここ5年ぐらい(途中だらける事良くあり)の習慣になっている。

 

 もちろん「見た目」をある程度メンテナンスしておきたいという理由もあるんだけど(別名:でぶ防止)、それ以外にも色々な理由がある。

 

 人間、どうしても自分でありながら自分をコントロールすることが難しい。 

 例えば、自分のパーツなのに心臓の動きや胃、その他モロモロの内臓の動きを自分で調節できる人って、ほとんどいないと思うし。

 例えば、脳。 知らないうちに、勝手に色々なことを考えていたりするし。

 

 中学ぐらいの頃から漠然と「自分って、もしかして・・・ちょっと狂ってる?」と思うようなことが何度かあり。 「精神」までも自分のコントロールの範囲外なんだなぁ~・・・と。

 

 「自分」という人間を作っているのは、この精神とこの物質としての「体」なわけなんだけど。 これって、どっちもリンクしてるって思う。

 

 例えば、歯が痛い、頭がいたい、生理痛だ・・・という時に、脳味噌や精神はあまり良い方向に働いてくれない。 どんどん鬱々としてしまう時がある。

それだったら・・・

体のコンディションを自分で整えて、最低限 「なるべく、精神に負担をかけない体」 にしておくことで。 「体」の存在を忘れることができ。

 「私」という精神がもっと自由に行動できるんじゃないのかな? と思う。

 

 ある本に「健全な体に不埒な心」という文があったけど。

それって、最高! 

 

 だから、私は体を鍛える、といっても「筋肉ムッキムキでっす!」というようなものでは、ぜーーーーーーーんぜんありません。

 

 がっ! 実は、それ以外にも、理由があるのです、ふふふ。 不埒な理由が。

 

 私の通ってるジムは、夜になるとなぜか? 音楽のボリュームを目一杯あげてるんですね。 っんもう、トレーニングルームは「え?クラブ?」って具合。

 かかってる曲は、ダンス系、それをわざわざビートを効かせてアレンジしてある。

 

 それを知っているので、マシンを選ぶ時は、わざわざスピーカーの目の前・・・にする。

 これが、良いスピーカー使ってるんだ。 低音が響くBOSEの奴。

 

 体を動かし始めて、音楽に気持ちを集中させる。 最初は、音楽に追いつけない心臓の心拍数が「ちょっと不快」に感じるけど・・・淡々と体を動かすことを10分ぐらい続けると・・・。

 心拍数が130(1分間)になったぐらいで・・・音楽のビートと自分の心拍数がほぼ同時にビートを打ち始めるんですよ。

 

 こっからが・・・気持ち良いんだ!

 

 体の体温が上がっているので、外に出ている皮膚から空気の動きがハッキリ感じられて。

 その感じって、すごくエロティック。 

 

 耳からのビート、体の中からのビート、風になで上げられる体の表面・・・。

 

 思わず、腿の後ろ側の皮膚からバァーーーッと鳥肌が立ってくるのが分るの。 

 それが、おしり、背中、肩、首筋と移動してきて、今度は脇を通って胸に来る。 胸の付け根から乳首に来て、乳首の先から「それ」が抜けていく感じ。

 

 それが、1分間の間に何度も来る。

 思わず、目をつぶっちゃいます。 気持ち良くて。

 

 あー、幸せ。 と思ったり。

 これって、「感動」っていう感じに似てるなぁ。 とも思う。

 

 1度、無理やり連れていかれたオペラで、パバロッティが歌ったんだけど。 あれ聞いた時も、自分の脳が体に裏切られたみたいな感じだった。

「こんなの趣味じゃないのに」

って脳は反発してるのに、彼が第一声「あぁーーーー!」って歌い出したとたんに、鳥肌がバァーーーーーーーッ!!! と全身を覆ったもん。

 脳味噌がついて行けなくて「え?なになに?どうして?自分??」ってパニックになってた、しばらく。

 

 ちょっと体が慣れてから、その「感じ」を楽しむ余裕ができたけど。

 

 でも、スポーツクラブでその「感じ」が得られるのは、お徳ですよ。 なにせ、そんなに高くない。 お徳。

 それに、セックスみたいに、どっか「うしろめたい」感じが無い。

 

 思ったのだけど、心臓のビートとすぐにリンクしやすいのって、ラテン歌手の歌だなぁー・・・なんて思ったな。

 

 

 

 
             
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あ、無理にとは言いませんよ。

 
 

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