2000年 6月05日 |
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グリーンのレモンがかわいらしかったので。 つい買ってしまいました。 んで、夏には最適なレモネードなんかをチャッチャと作ってみた。 これ、アメリカのイタリア人から教わったもの。 結構グーです。 レシピ書いたので、興味ある人は覗いてみてください。 あまりの単純さに唖然とする事でしょー。 でも、オイシイよ。 皮の苦味が入るので、大人の味です。
このレモネード、アメリカに住んでいる時には、ちょくちょく作っていました。 っつーかできる「料理」のバリエーションがほんとーーーーーーーーーーーに少なかったので(ないので・・・すいません、見栄はりました。 今も上達はしてません)。 ホームパーティ(なんて聞こえは良いけど、ただ集まって飲んだり食ったり、だべったり・・・っていう集まり)するときには必ず「レモネード係!」ってな感じだったわけです。
がんばって日本食なんか作ろうとしても「お好み焼き」とかになっちゃって「なんかゲロみたい」とか「ノリが恐くて食べれない」(黒い紙のようで恐い、とか喉に貼りついて呼吸困難になりそうで・・・とか言うやつマジに多かったです。)とか。 軒並み外人さん達からは不評だったので(ただ、単に味が悪かっただけ・・・すんません←だって山芋売ってなかったんだもん!←言訳ぐらい言わせてやってください。)、自信喪失したワタシは、毎回毎回・・・飽きもせず「レモネード係」に徹していたわけです(安全圏に居座るオンナ)。
これが又、評判が良かったのでチョーシ込んだわけです。 ハイ、しーません。
で、当時のホームパーティなんかを振りかえると・・・とんでもなく質素だったのを覚えてます。 まぁ、まわりがビンボー人の集まりだったからでしょうけど。
日本人の中にある「アメリカ人のホームパーティ像」っていうのは、みんな着席してコース料理が出て、シャンペンでワインでビールで、カナッペでメインで、ビバ!・・・みたいな感じでしょ? え?違う?え?ワタシだけ?・・・
ま、いいや。 とにかく(←ムリヤリ繋げる)。 ワタシが招かれたホームパーティってすんげー質素でした。
近所のウチでバーベキューパーティするからおいでー。 と言われて行くと。 そこの主のオッサンがジュージュー庭でソーセージ焼いているだけ。(バーゲンで12本1ドルとかそんなレベルのソーセージ) 延々とソーセージだけ・・・。 あとは各自ドテッと山のように置いてある「ホットドック用パン」を取って、そのソーセージはさんでケチャップとマスタードつけて食う。 それだけ。 他には「買って来た野菜並べただけ(ニンジンとかセロリが長いままゴロゴロしてるような)」っていうサラダもあったりした気がするけど・・・。
あとは、各自が持ち寄ったビールとかレモネードとかジュースとかを飲みながら話する。 って感じ。
最初は、そこが特別なのかな? って思ったけど。 夏になるとみんな中庭でジュージューやりだして、それを覗いたり。 また別の人に招待されたりして観察したのだけど。 みーんな似たり寄ったり。 あくまでジュージューしてるのは「ソーセージのみ!」っていうシンプルさ。(そして、みんな安物のソーセージ、おまえらぁ〜)
日本のアウトドアブームな上にグルメが乗っかっちゃっているような「おいしいバーベキュー」なんかを追及してる人はいなかった(あくまで、ワタシの周りって事で)。
その他のホームパーティも似たような感じ。 ポットラックパーティといって、各自が料理とか飲み物を各々持ち寄って。 という形のパーティも結構あって、その場合、参加者のバリエーションが広がるほど、持ち寄られる料理のバリエーションも広がっていった。 多国籍な学生のいる語学学校の時のパーティはなかなか面白かった。
インド料理、中華料理、韓国料理、ギリシャ料理、イタリア料理・・・なんかが並んでた。
でも・・・「イタリアママの味トマトスパゲティー」のとなりに「キムチ」がドチャ!そのとなりに「手巻き寿司」とかがあったりして・・・。 もう、秩序まったくナッシングなテーブルの風景。 そして恐いのが、そういう場には必ずいる「恐いもの知らずのチャレンジャー(悪く言ったら妙に好奇心が強いヤツ)」がスパゲティーの上にキムチなんか乗せてオリジナル料理をあみ出して、裏で「ゲー」という顔していたりした。
ま、それも酒の肴としてはおもろかった。食う? と聞かれても、頭がもげるンじゃないか? ってぐらい首をブンブン振って断ったけど。
思い出してみると、食事は質素というか最低限の出費で済むようになっていたけれど。 「会話」というのは、みんなかなり気を使っていたような気がする。 「何を食べるか」 というよりも、「誰と出会って、何を話すか?」に焦点があった気がする。 おいしい食事よりも、おいしい会話? 出会い? に力を注いでいるんだなぁ〜って感じ。
まぁ、あんまり食事がおいしすぎると、相手の会話よりも「味」に集中したくなるのが人情。 もしかしたら、ワザとマズイものを準備したりしていたのかな?
・・・
・・・
んなわけないか。
そんなこんなで、レモネードは得意だったりするんです。 エヘン(←いばれな〜い)
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