その12

 

死ぬほど

 

 あぁ、コノ人に殺されてもいい後悔なんかしないや。

 

 そんなふうに思いながらセックスすることってあるよね? え? ない?

私はよくあるなァ。

というか、それぐらいまで好きじゃない人とは最近セックスしないしね。

 どう考えても、お互いが裸になって何も隠すものがないって状態じゃない? 007とかの世界や、「や」が付く職業の人でもない限り、「まくらの下に護身用のピストルが!」とか「ナイフが!」とか「アイスピックが!」っって無いって思うし。

 そうなってくると「すっぱだか」=「ものすごーく無防備」ってことだよね。 で、普通、無防備すっぱだか状態だとさ、ほら、女性の方が腕力とか絶対的に弱いじゃない? そういうこと考えても、やっぱり、セックス中に相手が怒ったり、その気になったりしたら「殺される」確立ってかなり高いと思うのよ。 エ?ヘン?そんなこと思うのって?

 

 う〜ん、そうかな?

 

 でも、「殺されてもいいぐらい好きな人とセックスしてる」って考えるだけでもゾクゾクしない?

 男の人だって「この女、殺されてもいいってぐらい俺の前で無防備なんだな」って分るのってグッと来ないかな? 

 

 そういう脳味噌の中のことって、結構大切だと思うんだけどなー。

 

 まぁ、本気で殺されそうになったら、めちゃくちゃ怒るだろうけどね、必死ってそいうときに使う言葉なんだろうね。あはは。

 

 でもねー、そうやって脳味噌の中で、上になったり下になったり・・・っていうのがあるのも良いけどね、嫌? きらい?

 体だけでさ、どんなにがんばったってやっぱり気持ちよさってたかが知れてるじゃない? せっかく、普通の動物以上に発達した脳味噌持ってるんだし、それ使ったってバチあたんないと思うよ。 もっとお互いの秘めた妄想とかさ、うまく使えるようになりたいよね? だって、好きな人と2人でいる密室なんだもん。 全てが可能になりそうな気がするじゃない?

 

 

(口語で書いてみたよ、どぉ?笑)

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