その30 |
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戦友って? | |
なぜなのか? 良く分らないのだけど、私はあまり親しいとは言いきれない年上の男性から打ち明け話をされてしまう事が多い。 相手は、自分の父親・・・といっても変じゃないぐらい年上の男性だったり、15歳ぐらい上だったり、色々だけど。 「年上でそれなりに地位のある人」という点では同じだ。 水商売をやっていたときは、「客」だったので、なんとも思わなかったのだけど。 今、カタギ(←1回言ってみたかった!いや、別に深い意味無いよ・・・、だいたい水商売は長く続けられなかったし・・・とほほ・・・)の仕事をしていて。 たまたま会ったクライアント・・・(私の担当外)から・・・とか。 前の会社の時は違うセクションの部長から・・・とか。 で、決まって「浮気」及び「不倫」の話なのだ。
その中で、いっつも私の脳味噌を「?」で埋め尽くす言葉がある。 ほとんどの人が使った言葉だ。 それは・・・
「カミサン(奥さん)は戦友みたいなもんだから」
↑コレ。 失礼にならない程度に「へー」「そーなんだー」と聞き流しながらも、「ねぇ、でも、そういう状態の中。奥さんって・・・どういう存在なの?」って質問してしまうから出てくる答えなんだけど。 それにしても、みんなが同じ事を言うのって・・・すんごフシギだ! 流行り言葉なんっすか? 私より15〜25歳上の年代の男性とかの(それにしては・・・年齢のレンジが広すぎる・・・)???
なんだか、すんごく潔くない言いまわしに聞えるのは私だけだろうか? 「戦友」って「ちょっとカッコいいっぽい」言い回しを使うことで、自分の罪悪感を消そうとしてるように聞えるんだけど。
例えば「いやー、若いオンナノコが好きでサ」とか「やりたいんだよー」とか「俺はスケベだから」とか「なんか恋愛って止められない」って・・・ちょっと下品だけど素直に言う人のほうが信用しやすい・・・と思うのは変なんだろうか? 自分の欲望をキチンと正面から見て、それを自分で受け止めるというのは結構難しいことだと思う。 見えている「欲望」に色々な言訳をつけるのは「逃げ」だと思うのだ。
だってさー、例えば、本当に「戦友」だとしたらよ? 戦友って「一緒に戦う味方」なわけで・・・。 その味方がどうどうと「裏切り」してるんだよ? そんな戦友要らないって気がする。 どんなヘナチョコな敵と戦ったって、そんな戦友とじゃ勝てないもん。
「戦友」という言葉以外に自分の伴侶を言い表し、なおかつキチンと自分の不甲斐なさ、いい加減さ、弱さを認めた上でだったら・・・別に浮気でも不倫でもすれば良いと思う。
あぁ・・・でも・・・アノ年代の女性と話をしていても・・・1回も旦那さんを「戦友」っていう言い方で呼んだの聞いたこと無いなァ・・・。 どうしてなんだろう・・・。
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