2000年 5月19日

++日記++

 

 

 
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テキスト庵 

 

満かいの牡丹の花。 淫靡です。

 


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 ちょっと模様替え。 びみょーにね、びみょーに。

壁紙を「洗いザラしたタオル風(ソフラン未使用でゴワゴワ)」に作ってみた。 ちょっと夏を先取り〜←何か違う・・・。

 

 昨日もらった牡丹の花がひとつ、満開になった。 これでもか!ってな具合で花びらを広げている。 花の中心からは黄色い花粉のついた中心が細かい花びらに埋もれながらも見えている。

 

 いやらしいなぁ。

 

 なんで花だけをクローズアップで見るとこんなにいやらしいんだろう? ジョージア オキーフという女性の画家も、花のアップと動物の骨ばかりを描いていたような気がするのだけど。 たしか聞いた話によると、花の絵を描きはじめる前(それで有名になる前)には、自分の性器の絵を描いていたそうな。 やっぱり通じるんだよね、きっと。 

 

 あまりガーデニング・・・とかに興味があるほうでは無いのだけど(花は好きだけどね)、1度、自分で育てたチューリップを切花にして部屋に飾ったことがある。 夕方切って、浴室に飾った。 ひっそりと花びらを重ね合わせる赤いチューリップがとても綺麗だと思った。 

 

 ところが・・・だ。 翌日目を覚まして浴室に顔を洗いに行くと・・・。 そこにはチューリップとは似ても似つかないような物体があった。 まぁ、同じチューリップなんだけど(笑)。 それでも、ものすごい変化をしていたのだ。

 昨日まで「楚々」とした風情で花びらを重ね合わせていたのに、「お前はゴーゴーバーのストリッパーかぁ!??チップもらって足広げてるサービス中かぁ?!」ってな具合に、花びらを全開に広げていたのである。 花びらが全部、茎を軸に水平に近い勢いでバァーーーーーと広がってるのである。 中からは、黄色い部分や、黒い部分なんかもバッチリ見える。 なんだか「色間違っちゃったヒマワリ」って具合。

 

 コワイ・・・

 

 花を自分で育てたりしたことのある人には、もしかしたら「当たり前」のことなんだろうと思う。 薬品も使われずに育った花だから、たぶん、光や水の温度に敏感に反応して健康に花びらをおっぴろげたんだろう。 これが自然なんだろう。 でも・・・

 

 やっぱしコワイ・・・ひぃ〜・・・

 

 まじめに、その花を処分してしまおうか? どうしようか? 迷った。 だってどうみてもチューリップとは違う植物なんだもの。 肉食! ってな具合にまで見えてくる。 素直過ぎるよぉ・・・、ちっとは恥らえよー・・・と思った。 バッ! っと広がった花びらの中心からは、ツヤツヤと光るめしべやおしべが見える。

 不思議なデザインだなぁ。 エロい。 の通り越して・・・グロい。

 

 良く見ると、真中にあるおしべのデザインって・・・男性性器に似ている。 似ているったら似ている。

 すごいなぁ・・・自然って。 

 動物もそうだけど、植物にもやっぱり「恥じらい」という意識は無いのだなァ。 

 

 でも・・・比べて考えてみると。

「花弁を重ねて、中を見えないようにしている楚々としたチューリップ」と「花弁大全開、これでもか、カモ〜ン」

状態のチューリップと。 どちらに惹かれるか?

 

 やっぱり私は・・・前者だ。 なんだか安心するもの。 自分でもワケわからないけど。 身もふたも無く広げられた「恥部」には秘密の匂いが無い。 楽しそうではあるけれど、健康的そのもの・・・って感じで嫌。

 

 性に関するものって、どこかに「隠れた」「うしろめたい」部分があるから楽しさが倍増する気がする。 あまりにも健康的だとツマラナイ。 「スポーツみたいなセックス」反対派だと前も書いたけど(笑)。 開ききった花にはその匂いがする(←考えめぐらせ過ぎですね? はいはい・・・笑)。

 

 サイズや締まり具合やそんなコトよりも。 「思わず抑えつけられてしまった両手」や「思わず噛みついてしまった肩先」や「耐えきれなくてもらした声」なんかに、欲情する。

 これらって、開いてないほうのチューリップタイプだと思うのだけど・・・(意味不明)。

 

 あなたはどっちにより多く欲情する?

 

 

 

 

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