2000年 3月19日

自分更新日記

 テキスト庵

 

 

S M T W Th F Sa

 

 

 ある一つの行為を見たときに、人はどう反応するのか? これって、その人のココロノ中が浮き出てくる。

 友人が私の家に遊びにきて、うちの猫(2匹、巨大)と対面したんだけど・・・その反応が面白かった。

 

 撫でてもらって、うれしくてゴロゴロいっている猫を見て「怒ってるのぉ!!!」ってパニクった友達みて、私のほうがビックリした。

 違うって、それ、喜んでるんだって・・・。

 

 もう、それから、猫がツメ研いでも「怒ってるの?」、伸びをしても「怒ってるの?」・・・「ちがうって!!」って一々否定するのが億劫になるぐらいだった。

 そうかー、猫知らない人って、そうかー、そういうのも分らないし、過剰反応するもんなんだなー。

 と思う半面。 なんでコノ人って、すぐに「怒る」って取るのかしら?と聞いてみたら・・・小さい頃、猫に顔引っかかれたことがあるそうな。

 なーるほど。

 

 で、あまり関係無いのかもしれないけど、思い出したのが・・・。 以前メール交換していた男性の反応だった。

 

 あるメール友達募集の掲示板に募集をしたことがあったのだけど、その後に、すごい反響があってビックリして(まじ100通ぐらいメールが来た)、ちょっと後悔して(中のメールでまともなのが少なかった)。 でも、自分で蒔いた種だ・・・と、全部に返事を書いて。(例えば「やりたい」という短いメールには「やらせない」という返事とか。)

 

 中の数人とは、そのあとしばらくメール交換が続いたんだけど、1人は自分のことを「ちょっと変わった性癖がある」と言っていた。 私も別に「そんなの変態よぉ!!」って言うタイプではないので「あー、そうなんだ」と普通に聞いていた。

 

 まぁ、良くアリガチな「露出」をさせる(女性側に露出してほしい人)だったのだけど。 彼と普通の内容のメールを交換していても、反応が一々「そっち方面」に持っていかれるのがフシギな感じだった。 

 色々と、性的な分野について質問をしてくるので。 素直に答えていたのだけど。 その答えをかならず捻って受け取ってるみたいなのだ。

 例えば「ちょと変わった場所でセックスすると興奮するからしてみると良いよ」と言われると、私は「うーん、別に、そういう欲求が無いしね。 人に見られるかも? っていうのは、逆に気持ちをなえさせるから」と返事を書くのだけど。 彼は「それは知らないからだよ」と来る。

 いや・・・知ってるんだけどなァ・・・。 と思いつつも。 別の話題にもっていくと。 (例えば「お花見」の話題とか) こんどは「お花見の最中にしてみると良いかも?」とか・・・。

 思わず「そう来るか・・・」と反応を楽しんでいたのだけど(笑)。

 

 ある日、彼から「今日見た最高の露出カップル」っていうメールが来て。 中には、夜中に繁華街で酔っ払ってしまって、キスを強烈にしあっていた2人・・・の話が書かれていた。

 で、その彼女がミニスカートで、ちょっとパンチラしていたらしい。

 

 彼は、その2人をみて「露出狂だ」と思ったんだそうだ。

私は、ちょっとそうは思えなかった。 

 まぁ、パンチラまでは見たことないけど(というか、そこまで観察したこと無いし)、そういう2人は何度か目撃したことがある。 夜の町にって、けっこういるよね?

 そういう現場を見て、私が感じたことは「あー、いーなー、2人の世界にどっぷり入っちゃってるー」って事。 

 ちょっと見ていて恥かしいっていうのもあるけど、それよりは「周りが見えなくなるほど、独立した世界作ってる2人」が羨ましくもある。 って感じ。

 

 きっと、私は私のフィルターを通して彼らを見ているのだろうし、そのメル友は彼のフィルターを通して彼らを見てるんだろうと思う。

 

 でも、本当の「真実」って誰が見てるんだろう?

そのキスしてる2人なんだろうか? でも、その2人には周りが見えていないし・・・。

 

 一番最初の猫の話に戻るけど、猫には猫の真実があって、それを引きずって生きているし、それを撫でる人にはその人の真実がある。 

 キスする2人にも、それを見る私達にも、あなたにも。

 でも、その真実を本当に分かり合えることって・・・可能なんだろうか?

 

 人間って、もしかしたら、洋服を全て脱いで素っ裸になっても、そこにその人の真実が見えるってことって・・・無いんじゃないんだろうか?

 

 ちょっと切ないな。

 

 で、結局、その「露出狂好きなメル友」とは、その直後にケンカ別れのような状態になった。

 だって・・・「露出狂になりませんか?」って言われたって。 なりたくなかったんだもん。

 誰かの趣味や性癖に口を出すつもりは全く無いけれど、私のそういったものにも口を出して欲しく無い。

 

 いや、でも、それも真実じゃないな・・・好きな人の色に染まるのは嬉しいかもしれないな・・・あぁでも程度モンダイだし・・・うーん。

 

 あーーーーーーー、やっぱり真実は遠いーーーーーー!

 

 

 
             
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あ、無理にとは言いませんよ。

 
 

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