2000年　3月25日

 テキスト庵

　お風呂から上がりました〜、はぁー気持ちイイ。　乾いた喉をビールでシュッーっと潤して・・・なんつーことが出来ない私。　なんだか人生損してるよなぁー。　アルコールがダメ。　　1人暮しを始めたばっかりのとき、調子こんで「やっぱり風呂上りはビールでしょー」なんちて、缶ビールを数本買って冷蔵庫に入れておいてみたものの・・・。　

　風呂上りホヤホヤ、タオルまいたまま（←気分出そうと思ってた）「グッ」と一口、「ま・・・まずい、っていうか・・・苦い」　我慢して二口・・・「アルコールくさーーーーーい！！」←だってアルコールだもん！

　で、「もしかしたら、ちっこい缶だったらイケルのかも？」なんて思って。　ミニ缶を買ってみる。　それも度数がめちゃ低いやつとか。

　れっつとらい！　「まずぅ〜・・・」　風呂上りのすがすがしい気分パー。

　仕方ないんですね、私の母っていうひとは「奈良漬け」ポリポリ食べて「酔っちゃった」っていう人なんです。　初詣のおちょこ（←？おちょこ・・・っていうんだっけ？　あの三三九度とかで使うやつって？　あれれ？？）でお神酒を飲んだら、帰りはベロベロ・・・吐いちゃったり。　（あ、おちょこじゃない・・・サカズキだ・・・）

　とまぁそんなこんなの血統なので、私のDNA（大袈裟）には「アルコール弱！」って刷り込まれてるみたい。

　風呂上りのビール・・・とか、食後のタバコ・・・とか、お肉とは赤ワインとか・・・なーんか「大人」って感じでイイよね。　人生私より３割増で楽しんでマースって感じで。　はー。

　おっと、このことを書こうと思ったんじゃないんだった。

お風呂に入って体を洗うときって、どうやって洗ってます？　人によって色々ですよね？　へちま使う人、スポンジ、ボディブラシ・・・選択肢は沢山あるもんね？

　私は、エヘン・・・「手」です。　そう、自分の「手」。　両手でボディソープとかをがぁー！！　ってあわ立てて、手で撫でるように洗うの。　肌が弱いっていう理由もあるんだけど（摩擦しすぎると赤くなる）、もう一つ理由があるのね。

　ある時期付き合っていた男性が、一緒にお風呂に入るのが好きな人で（あんまり嫌いっていう人はいないかもね？）、よく一緒にお風呂に入ってたのだけど。

　お風呂で必ず「両手」で体を洗ってくれたのね。

　最初、びっくりして「なんで？　どうして？　タオルは？　ゴシゴシは？？」とか思ったのだけど、彼が、「こうやって、僕は育てられたんだ」って言ったの。

　彼、日本人ではなかったのだけど。

　彼の国では、お母さんが子供をお風呂に入れるときに、必ず両手で「大きくなれぇ〜元気になれぇ〜綺麗になれぇ〜」って囁きながら洗ってくれるんだって。　まさに「肌を磨く」みたいに。　愛情で磨いてるんだよね。

　「だから僕も磨くんだ」って大きな手でやさしく洗ってくれてた。　すごく気持ち良かったなぁ。　あ、性的な意味じゃなくてね（ちょっとはあるけど・・・どっちやねん！笑）。

　彼の国の言葉で小さい声で「綺麗になれ〜綺麗になれ〜」って。　おまじないみたいに囁かれながらナデ洗われてると、子供に帰ったみたいな気持ちになった。　すごく素直な気持ちになれた。

　その時から自分で洗うときも、一切、道具を使わなくなったのね。

　でもさ・・・今思うと・・・なんであいつ・・・「綺麗になれ〜」しか言わなかったんだろう？？　そんなに不服だったのか？？（笑）

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読みました、ということが私に伝わります（？）

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