2000年 3月26日 |
自分更新日記 | |||||||
|
||||||||
S | M | T | W | Th | F | Sa |
女友達が、最近、不倫にはまりそうになっていた。 彼女は独身で、直属の上司(既婚)にずーーーーーーーっと誘われていた。 でまぁ、彼女が完全に「嫌」とか「キライ」とか言うのだったら、それは「セクハラ」とかノック状態になるのだけど。 彼女自身はその上司Aを気にいっているのだ。 「そういう関係にはなりたくないけど、一緒に食事とかぐらいは良いと思ってるんだ」だそうだ。 まぁ、私も「自分の判断だしね」と聞き流していた。 んがっ! ひょんなことから「そのオッサンの何がいいねん?」みたいな話しになったら彼女こう言ったのだ…
「彼、私よりずっと年上なのに、すごく勉強家なのよ。 若い人と話を合わせる為に、一生懸命若者の文化を勉強してるの。 例えば・・・」 と言ったのだ・・・。 私・・・唖然。 若い人が歌う歌だから、一生懸命覚える。 若い人が見ている番組だから一生懸命見る。 若い人に人気のある服だから着てる。
そこに「彼」という「個人」の好みが全くない。 スタイルが無いのだ。 びっくりした。 思わず 「そいつ・・・めっちゃダサい人だね」 とつぶやいてしまった。
別に、既婚とか独身とか年上とかそういう事は「全く関係無いこと」として考えて。1人の「人間」として、味の無い人だなァ・・・。 と思ったのだ。
彼女は、ちょっと怒ったようで「なんで?どうしてよ?見たことないのになんでそんなこと言えるの!」って反撃してきたので。 冷静に、私の意見を話した。 そしたら「あ・・・ほんとうだ」って彼女もちょっと冷静になった。
流行の歌が好き、流行のファッションが好き、そのテレビ番組が好き・・・だからそれを楽しんでいるんだったら別に問題は無い。 その理由が「不特定多数に気に入られるため」なのが「ダサい」と感じる根本なんだ。
勉強家なのはすごく良い事だと思う。 ただ、その根本に「やらなきゃならないから」とか「好きでやりたいから」という自発的な意志が無いのは「媚び」だと思う。 媚びている人は男も女もちょっと見苦しい(ラブラブカップル内は別空間ということで)。 それに、一生懸命・・・って・・・なんか・・・やっぱり変!
一対一での「媚び」はある意味可愛さになると思う。 でも・・・不特定多数ってねぇ・・・。
そんなに「若者」に合わせようとするには、絶対裏があるんじゃないか? とも思った。 今までになく彼女につっこんで聞いてみた。 「その人、今までも浮気常習犯でしょう? それも若い女ばっかり?」と。 そしたら・・・案の定 「え・・・うん・・・そうみたい。 うちの支社に来たのも、前の本社での事務員との浮気がばれて、左遷されて来たって聞いたし。」 ときたよ、オイオイ・・・。
別に、「浮気」がいやん!とかだめん!とかそーんなことを言ってるわけじゃない。 ただ、なんていうか・・・その人の本心は「若い人の文化」を楽しむってことではなくて、それを手段として「若いオンナノコ」を手に入れたいって事だと思うのだ。 それを、きちんと分った上で、その関係に踏みこむんだったら良いけど。 友達の態度を見ているとそうとは思えない。 チヤホヤされてるから「浮き足だってまーす」って感じ?
「ねー、その人さ、もしアナタとどーにかなっちゃってまた左遷されても、そこで同じ手口で身近にいる若い子に手つけるよね? 彼のコレクションの一部になってもいい! むしろ本望だぜい! って思えるんだったら、その関係に入ってみれば?」
コレクションになってもいい、なんて思える場合というのは、よほど相手に惚れているか、よほど相手が魅力的か、よほど自分に無関心か? な時だと思う。 彼女は「そういわれれば・・・やだな・・・」と、それきりその話題を口にしない。
年齢が上でも、カッチョ良い男性って沢山いる。 魅力的な男性って沢山いる。 その人達を見て思うのは・・・媚びてないのだ。 なんか・・・徹底的に「自分」を持っていて、どちらかというと「若い」世代が自然にしたがってしまう「何か」を持ってる。
ずっと前に、ジェームスブラウンのコンサートを見たんだけど(チケットもらった)、あのオジイサンはカッコ良かったなー。 もう、何十年も同じスタイルで、同じような歌歌ってるんだろうけど、それに、私生活メチャクチャ(刑務所なんども入ってるらしいし)だろうし、歌うときのステップもなにもかも、ぜーーーーーーーーんぶずーーーーーっと「同じ」なんだろうけど。 もう、あの人自身が「オリジナル」でパワフルだったなぁ。
何も同じ事ずっと続けたほうが良いっていう事じゃなくて。 何をするにも「自分」を中心に考えたいよね? って思った。 カッコイイ人間になりたいもんねー。
|
|
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | ||
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | ||
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |||
|
||||||||
↑
読みました、ということが私に伝わります(?) |
||||||||